「偽タイガー現れる」の巻

2003年4月某日、イタリアンスクーターを操る熱い男達の戦いの場フリンジ(スクーターの草レース)にて突如、仮面の男が現れる。
マスクの下にはチロリと濃〜いヒゲ。見た感じいつもと何かが違う。背丈も、肉付きも、オーラも、ヒゲの濃さも、何もかも、、、。私は確信した。マスクの下で微笑むこのフェイス、これはタイガーじゃ〜ない!本来、野獣的な性格のタイガーにはない笑みだ。何も知らない後ろの娘はタイガーと記念撮影可哀想に、、、(これぞ知らぬが仏)


コースを眺める偽タイガーはひとりの熱いライダーを見つめていた。2周3周とタイムを上げる野獣ライダーである。
野獣ライダーは真剣勝負中こちらに気が付く訳もない。だが4周目の最終コーナーに差し掛かる時、異様な視線に気づき、スピードをゆるめ偽タイガーを見つめた。そして一言大声で
「コラ!おまえ誰じゃ〜」そう、野獣ライダーこそ本物タイガーであった。

この後、場外乱闘プレイが始ったのである、、、。


其の四/2004.07

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