GS紹介!

1962 PIAGGIO VESPA 160G.S Mk.1

CLASSIC VESPAの中でも人気の高い160G.Sですが、レストアが仕上がったばかりの1台をご紹介致します。純正のタスカニ−ホワイト色で塗られたボディは、全バラしの後、ブラスト加工され下地からきっちりと板金塗装されました。ボディパネル内側のプライマー色もライトブラウンの純正色を再現するというこだわりを見せています。ワイヤー、ハーネス類も当然新品を使用。エンジンに関してはこれも全バラしされた後、ケース、フライホイールはウェットブラスト加工をされ工場出荷時の輝きを取り戻した上で、ピストン、ベアリング、オイルシールを新品に交換、クランクシャフトもきっちりとバランス取りした上で組まれています。40年以上前の車体なので気になるフライホイールの磁力の低下も着磁にかけることで解消済みです。着磁に関しては旧車をレストアする上で重要なポイントだと思いますが、ジャングルではベスパ、ランブレッタに限らずモーターサイクル全般ののフライホイールの着磁サービスを行っておりますので、気になる方はぜひ一度お問い合わせ下さい。
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さて話が少しそれましたが、そうして組まれたエンジンに純正と同じく縮み塗装されたエアクリーナーボックス、クーリングカバー、泥よけのプレートを取り付けてエンジンは完成です。160G.Sでは構造上弱点とされているフロントハブ回りも新品のリペアキットを使用してオーバーホールしてあります。入手困難なフロントサス/ダンパーはリプロ現行品(外観がスプリングむき出しで見た目は全くNG)の中身とオリジナルの外見を組み合せて再生してあります。外装に目を移せば、シートはMk.1にのみ採用された上品なグレイシートを忠実に再現してあります。写真撮影時では間に合わなかったのですが、肝となるVEGLIA製のスピードメーターも現在再生中です。あと現在2、3小さなゴムのグロメットや防水カバーが欠品中ですが、これもきちんと取り付けて納車させていただきます。完成度も非常に高いこの1台、お値段もそれなりですが、あれこれ悩むより完璧な1台をお求めの方におすすめいたします。

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