ブリヂストン200 M2 SS 504,000- yen

いわゆるTA系と呼ばれる共通フレームを持つ175&200のツインシリンダーモデルですが、200ccへの対応はスタッド位置をオフセットさせることで解決....というのはまるで175TVと200TVの関係みたいで、ランブレッタ好きとしてはうれしくなってしまいます。BSの場合は69年から200に移行しますが、69年モデルが従来のイメージを引き継いだクロームメッキのタンクにキャンディレッドの2トーンという外観だったのに対し、この70年モデルからは(正確には69年末期から)パールホワイトにブラックのグラフィックステッカーという仕様にかなり大胆に変更を受けます。これは従来のイメージがやや時代遅れになりつつあったということと、70年代テイストを敏感に反映させたかった米国サイドからの要望によるものでした。このグラフィックですが、年輩の方には少しやんちゃすぎると映るようであまり評判がよろしくありませんが、若い方には「もうコレしかない!」といった熱い支持をいただいているのも面白いところです。60年代後半から70年代初頭の流行であった、マフラーをアップに取り回したスクランブラータイプも熱い人気ですね。(そのぶんスネも熱くなりますが....)


ブリヂストン90スポーツ 472,500- yen

国産オートバイの歴史を語るときに必ずや名車の1台に数えられるのがこの90スポーツです。中でも64年末から66年にかけて生産されたいわゆる「モンローフェンダー」を備えたタイプはいまだに、当時オートバイ少年だった団塊の世代の方たちにとって憧れの存在としてひと際光り輝いています。最近の私の研究では、このフレームを備えたスポーツは生産台数もおそらく4000台程度。一部は北米輸出されましたから国内流通は2000~3000台ほどではないかと思われます。BSには主力量販車種としてBS90(スタンダード)がありましたが、それってまさにスクーターでイメージするVESPA90と90SSみたいな関係性になります。現車は20年近く前に他所で一度レストアが施されこのままでも十分いけますが、細かいところを手直しすればもっとオリジナルに忠実になります。その辺りは別途ご相談でお見積もり致します。


ブリヂストン175 DT 577,500- yen

1965年製のツインシリンダー175DT米国輸出仕様です。走行距離7,000マイル。ウイスコンシン州立大学、ラクロス部に籍を置いていた大学生がオリジナルオーナーです.....というのはサイドカバーに貼付けられたステッカーと内部に書き込みされた名前と住所でわかりました。ふふふ。なんだか雰囲気が良かったのでこのまま残しておくこ
とにしました。でもこんな事実からも、当時日本製のオートバイがアメリカの大学生の通学用の足として愛用されていた社会状況が伺えて面白いです。現車は初期生産ロット3000番台のフレームナンバー、シートストッパーの付いた凝った仕様のもの。そしてオイルタンクが2分割式のモデルです。全体が良い雰囲気のオリジナル車両なので、一回エンジンを降ろし、長年の泥&油汚れを取ってあげて消耗部品一式を交換して見違えるバイクになりました。シリンダーの状態も非常にグッド、異音もなく元気に走ります。


ブリヂストン90 231,000- yen

こちらはBSのいわゆる標準機、BS90です。東京オリンピックの開催された1964年の春先に発売されました。それまでもいわゆるモペッド機種としてのチャンピオン&ホーマーシリーズを生産していましたが、オートバイとして本格的に他社に太刀打ちのできる車種となったのはこの90からと言ってよいでしょう。そしてそのなかで もこれは極初期ロット、フレームナンバー600番台。生産から40年以上経過したことを思わせないとてもきれいなオリジナルコンディションを維持した個体です。ヘッドライトクロームリング、ポイントカバー、リアマッドガードが初期ならではのディティールを全て残しているのはとても貴重です。

ブリヂストン90ツーリング ASK

90ツーリングは90(スタンダード)とスポーツの中間車種として、当時発売された1台です。いかにも実用車然とした黒塗りの90を軽快なブルーメタリックにして装いも新たに、ダブルシート&小ぶりのクロームリアキャリア、90スポーツと同じセミアップハンドルを採用して、イタリアの小排気量車を思わせるような小粋なオートバイとなりました。ただしポーラスメッキシリンダーを採用していた90スポーツとは違い、90と同じオーソドックスな鋳鉄シリンダー を使用しているのは中間車種ならではの設定と言えそうです。




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