ずーっと「現行ベスパ」と呼ばれていたスモールフレーム系ベスパも生産が終了してからはや５年以上が経ちました。いつでも買えると思っていたこのシリーズ、輸入台数の多かった50Sなどは未だに新車在庫をときどき見かけることもありますが程度の良いET３を探すのは相当難しくなってきていると実感する今日この頃です。まるで1980年代のランブレッタが置かれていた状況と同じように、売る側も乗る側もノーレスペクト、乗りっぱなしの個体があまりに増えてしまい、きちんと取り扱われてきた個体とのコンディションの差は歴然となってきています。かといってそんなメタメタになってしまった個体もやはりベスパはベスパ。キホーテ的ではありますが、実は私ひそかにいわゆるシーズンカラーと言われたピンク系やグリーン系のレアカラーの個体（なぜかどれもメタメタ）が出るといつか直そうと思って個人的に集めはじめています。実は日本向けに製作されたレアカラーのスモールフレームは本国イタリアのコレクターからも熱い視線が送られていて、ジャングルにもときどきオファーが来たりしているんですよ。.....ちょっと話がそれてしまいました。
さて、そんなわけでスモールフレーム再評価の一環として、今回とても程度の良いET3を集めてみました。レイ・デイヴィスがヴィレッジグリーンを保存しようと主張したのと同じように、さあ我々も未来に向け てオリジナルET3をきちんと乗り継いでいこうではありませんか！！なんてね。
これもワンオーナー、新車で買ったまま屋内車庫保管されていた奇跡の一台を発掘しました。走行距離はまだ100km未満。新車購入時に付属するすべてのマニュアル類、スペアキーも全て揃っています。またこのET3は最終型なので、ヘッドライトが常時点灯式のタイプになります。確かに50Sに較べると希少なET3ですが、だからといって昨今、一部でみられるような新車販売価格（\395,000-当時）以上のプレミア価格を付けるのもどうかと思っている密林からの回答になるかもしれません。
走行距離5480km。旧年式車の証、センターゴムマット仕様車、このタイプを探している方も多いのでは。この個体は前オーナー氏のこだわりの美学が感じられるカスタムが施されていて好感度高しです。フロント＆リア、ビチューボガスショック。チャンバーは日本が誇るウインドジャマーズ製ET3チャンバーが装着されています。加えてストッピングパワーとタッチ向上のためにフロントブレーキドラムはPK系を純正流用で取付け、ドッグレッグレバーもセンス良い選択ですね。オリジナルを残しつつ、通好みなチューンが施された一台です。
走行距離1,000kmのワンオーナー車。一番人気のアイボリーホワイト。装着タイヤはなんと、今や幻の「MADE IN ITALY」のミシュランS83タイヤ新品が３本です。わかる方にはわかるこの贅沢。アイボリーにアズーロの純正デカールが映えます。このELECTRONICラインはCDI点火のラリー200とET3だけに採用されたのですが、なぜかこのET3のアイデンティティーとなるグラフィックを剥がしてしまっている個体が多くて、私はいつも残念に思っています。ET3にはELECTRONICライン！ジャングルではこれ基本です。
再生産前、オリジナルET3。ワンオーナー、車庫保管、2700km。フルオプション、取説＆タグ全て揃い、フルオリジナル。さあ他に何をお望みになりますか....。PX200 FL1&2
人気のPXシリーズ200ccにFL1とFL2の程度の良い車両がそれぞれ入荷です。FL2は現在ジャングルでも新車販売も取り扱っていますが、まだ皆さんお気に入りでいらっしゃいますので、市場でもなかなか品薄傾向にあります。
走行距離7,950km、ホワイトのFL1です。タイヤは前後ミシュランS83新品に交換済みです。ヘッドセットアッパーはFL仕様のミラー取り付け方法を嫌ってBMEまでの仕様に純正流用カスタムしています。この仕様変更のご依頼は意外と多いですね。FL1の良さはBMEまでのPXの雰囲気を残しつつ、ベスパ史上初のディスクブレーキを取り入れるなどのFL2に至るまでの折衷的なところに魅力がある気がします。外装とてもきれいです。
先日始まった駐車禁止取り締まりの強化。当局のおっしゃる言い分はごもっともですが、二輪の取り締まりをするならちゃんと駐車スペースも確保してからにして欲しいというのが、こちらからの言い分だったりもします。さてジャングルで新車販売させていただいたこの車両、走行距離たった3,600kmのワンオーナー車です。とても気に入って下さり、大事に乗っていただいたのですが、超都心にお住まいだった前オーナー様、取り締まり激化のあおりを受け、不本意ながら手放されることになりました。全く残念なことです。というわけで、ほんとに程度の良いFL2お探しの方におすすめの一台ですよ。このコンディションのFL2が当店新車販売総額より、およそ１５万円ほどセーブした価格で乗り出せるのは魅力です。
2年ほど前に全バラで板金塗装して仕上げた漆黒のG.S Mk.1で
す。注目はオリジナルのジャグライト、フロリダバー、フロントバンパーが装着されていることでしょうか。また当時オプションだったグローブボックス（Mk.2からは標準装備）が装着されていることもポイント高いですね。ちなみにクラッシュバーは知る人ぞ知る、ジャングルロゴをデザインしたデザイナー川井ヨシミチ氏による1990年代の「あの！」クラッシュバーが付いているのも何気にうれしいポイントかも。納車時には前後、スペアともコンチネンタルのホワイトウォールタイヤ、新品バッテリー装着してのお渡しになります。Let's Get G.S.!!
久々入荷のフェンダーライト、1954年製の型式VM2Tです。52年までのいわゆる初期フェンダーライトに較べるとお求めやすい価格 も魅力のひとつですね。上品な純正カラーのグレイも好感度が高いです。国内レストア仕上げ。機関好調、美車
2000年式、ワンオーナーのプジョー・ヴォーグです。走行距離は５年間でたったの1500kmちょっと。まだまだ行けますよ。タイヤは前後OEM装着ハッチンソンより上質なミシュランM29Sに交換しての納車となります
埼玉、上尾のブリヂストンサイクル工業ファクトリー1967年5月出荷の「アジア＆オセアニア輸出仕様」のレアな90スポーツです。今となっては90スポーツ自体が全てレアとも言えるわけですが、その中でもこの個体はユニークなヒストリーを辿ってここジャングルにやってきました。その詳細はまた別の機会に譲るとして、初期／後期の折衷仕様、独特のソリッドカラー、国内のみと思われていたパーツ（北米向けなどではありえない）が装着されて出荷されていたことなどとても興味深い90スポーツです。純正パーツを使ってばっちり仕上げますよ。この加速、まさにスモールロケット！！
私（古田）が参戦しているクラシックレースで以前から使用していた、２ストローク混合用のレースオイルelf HTXは、GP125/GP250といった選手権レースでもかなりの支持率を誇るブランドであり、2005タイムトンネル参戦時にも、常時10,000rpm以上で走り続けるブリヂストンGB1(50cc)レーサーに使用して優勝をおさめるな ど全幅の信頼を持って使用してきました。そのelfブランドが街乗りの２ストローク車向けにお求めやすい価格での混合オイルを発売したということで、ジャングルでもこのたび取り扱いをはじめることとなりました。ユニークな注ぎ口のプラスティックボトルはツールボックスにも優しい作りでおすすめです。
elf MOTO 2HP ECO 1.0L 半化学合成油 \1,470-
elf MOTO 2XT TECH 1.0L 100% 化学合成油 \2,100-
elf LUB HTX 1.0L 100%化学合成油 混合用（レース）\4,200-
http://www.elf-lub.jp
貴重なメーター入荷。各種取り揃えております。
祝！21周年。スクータリング発売中〜！！
言わずとしれたスクーター雑誌の老舗、英国スクータリング誌。つい先日創刊２１周年（？）を迎えたということでますますさかんなご様子。ジャングルでもバックナンバーもたくさん取り揃えています。ポンド高なこのご時世ですが、一冊\1,470-で発売中。
