1962 Douglas Vespa150 Sportique "Supreme"仕様 \ASK

イギリス、ブリストルはダグラス社のライセンス生産モデルとして名高いスポルテック。今だに人気の高いべスパです。いくつかの特別仕様車が企画されまし たが "Supreme" はその中でも豪華さにかけては他に並ぶものなきモデルでした。そのシュープリームに1960年代のオリジナルアクセサリーパーツを組み合わせて最強のス ポルテックを作ってみたら!?というのがこのスクーターのコンセプトです。

ところが"Supreme"を再現する際に困ったのは当時の正確な資料が残っ ていないということでした。色もいちおう「シルバー」とされていますが、シルバーと言ったっていろいろあります。イギリスでも現在指折りの友人レストア ラー(30代後半)に尋ねてみても実車を見たことがないので何とも言えないとのこと。あきらめかけてたその時、ブリストルといえばマイク・クラーク!ダ メモトで聞いてみたらなんと、あっさり「あれは150GSの銀をそのまま使ってたね、何台か売ったよ」とのこと。ちなみに90SSは20台近く売ったと か、他にもいろいろ面白い話しもあったんですけどそれはまあ置いといて....幾つか気になっていたところを教えてもらって史料的な裏付けが取れたので 後は作業にかかるのみ。実際史料の少ないモデルやエディグリムステッドスクーターのように当時のショップカスタム車両を再現しようと思ったら意外にこう した考証の部分の調査が大変だったりします。まあそういうのを調べるのも楽しいので苦にはなりませんけど....

でアクセサリーはいつか使ってみたいと 思っていたUlmaのフロリダバーとダブルトリムの8inchモデル用オリジナルがあったので、本来ダブルトリムは二つ取っ手がつくタイプなんですけ ど、これに関しては当時のオーナーが一式Ulmaに交換した!という設定が面白いんじゃないかということで、リプロダクションのフロントバンパーとあわ せて、再生し取り付けしました。他にはワッセルの刻印入りミラー、"Super"フォークリンクカバー、ホイールディスク、ホーンカバー、8inch用 リアキャリア、セントクリストファーの純正レッグシールドバッヂ、そして極めつけはジャグライト。全て当時のオリジナルパーツを使用。細かいところでは Castrolのデカールも当時のもの、ダグラスべスパの新車には全て貼られていたレッグシールドの“Duke of~"のデカールも当時のオリジナルです。タイヤは現在入手不可能となったコンチネンタルホワイトウォール、8inchのこれは出来が良くて未だに探 している人が多いタイヤです。グリップ&レッグシールドバッジもダグラスのオリジナルを使用。こだわればPじゃなくてDだったりとけっこう大変なんで す。もちろんエンジンは全てOH済み。もうこんなゴージャスなVESPAを作るのはもう殆ど不可能に近いかもしれません。この"Supreme"スペ シャルの真の価値のわかる方に所有していただければうれしく思います。

Piaggio Vespa 125ET3 アイボリーホワイト \315,000-(税込み価格)

ワンオーナー、走行2,500kmの素晴らしいコンディションのET3。ET3探してるんなら迷わずこれ!!おすすめです。しかも巷でささやかれはじめ てきた妙なプレミア価格とも無縁のオネストプライス。まさにET3のアイボリー探してるんなら"BUY OR DIE !! " これしかない。ホント。


Piaggio Vespa 50S シルバー \199,500-(税込み価格)

走行4,000km台のきれいな50S、2オーナー車。その実セカンドオーナーさんは手に入れてすぐ諸事情で手放されたので実質1オーナー車に近いで す。旧テールに変えてあったり、エンブレム類が旧タイプレプリカに変更してある以外は全てオリジナル。程度良し、こちらもおすすめです。

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